更生支援コーディネート研修

 本日は、社会福祉士として一般社団法人東京TSネットさん主催のオンライン研修に参加させていただきました。https://tokyo-ts.net/

 テーマは『更生支援コーディネート』
 『更生支援コーディネート』とは、罪に問われた障害のある人へ個別支援を行う取り組みです。障害がある人が刑事事件に至ってしまう背景には、適切な支援に繋がっていなかった場合が多くあります。
 そこで、福祉専門職である「更生支援コーディネーター」が、本人が地域で暮らせるよう、本人との面会等を通じて、必要な支援を考え、「更生支援計画」と呼ばれる支援計画を作成し、社会復帰後の支援体制を構築するための活動です。

 『更生支援コーディネート』は触法障害者の方への入口支援になるため、司法と福祉の連携が必要です。
 今回の研修では、対象者への支援の流れと併せて、司法と福祉の視点の違いについてご教授いただき、あらためて福祉専門職の立ち位置を確認することができました。

 多職種が連携して対象者を支援していく中で、自身の専門分野だけに固執することは支援の選択肢を少なくしてしまうリスクがあります。あくまで支援の主体は支援者ではなく対象者です。
 支援者として対象者に寄り添う中で、自身の専門分野だけでなく、視野を広く持つことができるよう意識していきたいと日々考えています。


くりやま行政書士・社会福祉士事務所  栗山 信介


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